ぼくは、この会社に入る前
ある素材メーカーに居ました。
そこはその業界ではTOP企業。
非常に興味深い会社でした。
まず、何が興味深いか
二番煎じも厭わない。
例えば、２番手以降の会社が新製品を出す。
そして、それが当たって売れる。
売れる見込みが明確になったころ
同じような製品を開発し始める。
素材系は基本的に
特許とか取らないので
TOP企業の体力と金に物を言わせて
先行しているその会社をキャッチアップするんですね。
あとはその市場で、その製品で引き続き優位性を
維持する。
普通、TOP企業ならプライドが邪魔して
他所を真似することに
多少なりとも躊躇や迷いが出ると思うのですが
そんなモノでお腹膨れる？
って言うくらい気にせず
徹底してそういうことを実行する。
これ、実はお客にとってみても
新しいメーカーから買うより、ある程度付き合いも
信用もあるTOPメーカーと言われてる所から
買うほうが安心なので歓迎される動きだったりします。
まあ、だから１００年以上も続いてるんでしょうけどね。
ある意味、清々しいほどに
実利主義だし、TOPの癖になりふり構わず
何でもやる会社でした。
最初、素材系だしTOP企業
旧態依然としたのんびり会社をイメージしてたのですが
旧態依然としながらも、何かに追い立てられてるような
そのなりふり構わなさ加減にとっても好感が持てましたｗ
この辺同意出来ない人も多いとは思いますが
ぼくから見ると、生きてくために必死になんでもやる姿勢は
どういう形であれ、美しいと思うんですよね。
実は、ぼくはその会社の研究所に居たんですね。
なので業務は他所の素材の物性や組成の調査なども
やっていました。
この会社のことは、またいっぱいネタがあるので
書いていこうと思います。
結論！
１００年生きながらえようと思ったら
TOPになっても必死で何でもやる！
これが秘訣なのかもしれません。
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