中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

化学

ぼくは学生の頃

モノ作りが好きだった。

モノは何でも良くて

作ったモノを使ってもらって

これ、いいねって言われることに

凄いあこがれがあった。

そういった意味では

今の仕事は

まさに夢が実現出来たと

言えるのかもしれない。

大学の専攻は化学。

大学では二年目に専攻が決まり

成績順で希望が通るので

あまり勉強をしてなかったぼくには

人気の無い化学しかなかった。

専攻が将来の仕事に

あまり関係無いことは

情報として持っていたし

一方でソフトやハードは

最悪独学でも何とかなる。

絶対に独学では学べない化学

もありだと思っていた。

改めて思うことは

社会経験の無い大学生の考える事ってのは

精一杯考えてもこの程度なので

将来の職業と専攻が大きく繋がらないことは

結局、若い人のためには

いいことなのかもしれない。

仕事は入る前と入った後で

全然イメージも違うし

求められる技能も

想像と実際はだいぶ違っていた。

それを知らない状態で道を選んで、

それ以降

方向修正が効かないシステムでは

寧ろ、大量のキャスティングのミスマッチを生む。

現在の世の仕組みは良く出来ている。

まあ、そんなこんなで

化学に入ったのですが

そこにはぼくのイメージとは

まるで違う世界があった。

化学の場合

対象を目で見ることはほとんど出来ない。

試験管の液体の色

沈殿物の重さ

高価な測定機器が吐き出す数値

これらの周辺情報を掻き集めて

現在の対象の状態を知り

起きている事を推察する。

ぼくがイメージするモノ作りは

もっと具体的で

勢い余って完成したモノを抱いて寝る

くらいの方が楽しめると思っていた。

まあ、それでもやっていると

対象が目で見えないことの面白さも

そこにはあることが分かってきた。

なんだろう、結局誰も真実は分からないんだけど

自分がその真実に誰よりも近づき

把握できたことの喜びなど。

まあ、でも添い寝も出来ない高嶺の花じゃ

満足できないぼくとしては

いつも「これじゃない」感がありました。

そうこうしてたら

研究室の配属のタイミング来た。

もともと、平行して独学で

ソフトの勉強とかもしてたので

研究室一覧を見てて

計算化学と言う分野が目に留まった。

なんじゃ、これは!と思った瞬間に

ぼくの右手は脊髄反射

希望研究室欄にその研究室の名前を書いていた。

その頃は、実験が化学のメインストリーム

計算化学なんてものは色物中の色物

人気があるわけもなく

すんなりとそこに決まりました。

質問や疑問、気になることがありましたら

sugaular@gmail.comにメールください。

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