中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

シフト

 

先日、会社としては古くからの付き合いのある
基板屋さんが


ぼくとはあまり接点が無く
挨拶したいとのことで会うことになった。


正直、忙しいのもあって
あまり前向きに会いたくはなかったのですが


なんとなく会ってみた。

 

s:売りはなんですか?


営業:自社で全部できるところです。


とのこと。


何年も前ですが
基板屋さんやアートワーク屋さんが
厳しくなったからか


横で繋がって
グループ化するのが
流行った頃があった。


1工程で
十分に利益が取れないので
トータルで請け負って
手間の省力化と利益の最大化が
狙いだったとは思うんです。


この流れを見たときに
ただ、漠然と大変そうだなと
思っただけだった。


しかし、この流れは
製造業全般に波及する話だったんですよね。

 

数年前より
もっと厳しい状況を聞かされた。


まあ、来社したところは
うまくやってるのですが。


周りの状況がよろしくない。


基板屋さんが結構潰れてるらしい。

 

結局、どんどん
薄くなる利益を


受け手側でコストを如何に抑えて、
まともな利益にして
引き受けるか。


または、如何にして
付加価値を上げて
お客がメリットを感じるようにして
普通の単価で受けるか。


沢山の注文をまとめて受けて
固定費を相対的に薄めるか


そして、日本じゃコスト
合わなくて
海外に出したら出したで
例外処理のコストが跳ね上がって
これまた合わない要素になる。


だいたい、海外だと送料で
合わなくなる。
それくらいに単価が下がっている。


付加価値だって
製造工程で出来ることも限界があるし


出来て横の連携で問題解決して
付加価値を付けるとか。


そもそも
こんだけ成熟した産業で
コストを下げるって
乾いた雑巾を絞るようなもの。


厳しさ加減
想像が付きますよね。


こんなん
経営者の人


心労で吐いちゃうよw


何食っても味がしない って
なってる人いるぞw ぜったいw


とっても辛そう。


ってか、こんな状況で
雇われ側の給料や環境が
改善するわけ無いよね。


悪化することはあっても
良くなることはない。


日本は
製造業でとか言ってるけど
どんどん厳しくなることは
分かってるので


やはり、シフトをしていかないといけない。


しかし、そんな簡単に
シフトする先も無いのも事実。


いや、そもそもが
アメリカで製造できなくなったものを
日本が引き受けてただけ。


今の中国ポジションだっただけ。


さっさと、次のギャップを探さないと。


いや、そもそも
ギャップ探しじゃもうダメだ。


アメリカが移った先は


アップルのブランド化と
Google、Amazonなどの
ネットを使った世界展開


日本人は言葉の問題もあるし
世界展開の方は得意じゃないから


アップルのようなブランド化の方かな。


日本自体特殊だし
特殊だと世界的に思われているから


上手にブランド化してやれば
それなりの価値を創出できるかもしれない。


書いてて思った。


次の日本は
世界に向けたブランド化


これだな。


これはおいそれとマネできないし。

 

 

ありとうございます!

 

 

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