中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

書けない理由

 

blog.tinect.jp


この記事が刺さった。


今までの自分をトレースしてて


且つ、現在ブログが書けなくなった
一番の要因。

 


ぼくも成長厨でした。


唯一、自分が肯定されるのは
成長している瞬間だけと言うくらいに。


その感覚を盲信するあまり


人に対しても
そうすべきだ。と考え


そうしない人に
強く「なぜそうしないのか?」と
感じていた。


そう!それはまさに盲信!


しかし、この盲信は
非常に搾取されやすいものなんです。


いや、ぼくが搾取された
という話ではなく。


自分が理想としてきた
この「成長は絶対」的な盲信
これはいろんな美談に使われているけども

 

実は、非常に効率よく
搾取することができるし


この搾取の上手さ加減が
会社の浮き沈みを決定づける。


それが日本企業。


だって、考えても
見てください。


よく見る
企業系のドラマの多くは
この搾取がベースになっている。


みんなで
寝ないで頑張って開発した製品がある。


その製品を世に出したら
思わぬ不具合が出て
みんな振り回される。


長い時間を掛けて
その問題をクリアした。


その後の打ち上げの酒が
うまいのは間違いない。


しかし、この頑張った人たちは
果たして、そこで満足するのでしょうか。


飲んだら無くなる程度の寸志で
満足していいのでしょうか。


そこまでやったんだから
見返りを要求すべきでしょ。


がめついなんて思う人が居るかも知れないけど


その大変だったときに
体壊したり、心壊したりしたらどうでしょう。


そんな話まで会社は面倒見てくれない。


こんな、のっぴきならない状況だって
ありうるわけです。


しかし、果たして
その期待される見返りを
会社は出せるでしょうか。


ほとんどの場合は
本人の期待どおりに
見返りは出ないでしょう。


そもそもが
分業で収入の安定を狙う団体なので
安定部分のためにプールが必要。


今のこの瞬間のゲインを
全て社員に振り分けると
あとで困る。


そして、日本の企業は特に
社員をクビにできないので


その後も社員を雇い続ける義務がある。
年功序列なるルールもある。
(このリスクのプールが一番たいへん。)

 

 

結局日本企業の場合
今の働きの見返りは
分割払いなのです。


しかし、そんなもん
社則に明記されてるわけでもない。


あるとき会社が調子悪くなれば
容赦なく、早期退職など起きる。


残りの分割分は
とりっぱぐれ。


結果
搾取と言われれば搾取かもしれない
な状況になってるんじゃないかと。


そもそも
継続して所属することでしか
回収できない仕組みってところが
そもそもおかしくしている。

 

先日、こんな記事を読んだ。

 

今リンクを探したんだけど
見つからないので
記憶を辿って
あらすじを書くと


某GAFAの一角の海外の会社で
働く日本人が書いた記事で


チームで頑張って
あるサービスを立ち上げて
人件費の安い国に業務移管ができて


社長賞みたいなのを貰って
世界的に表彰された
その次の日にチームごとクビになった話。


あー、気持ち悪いけど
リンクが見つからない。。。


この話を読んだときに
ひどい話だなと思った。


おそらく、読んだ人は
皆思ったと思うし
書いた本人もそのようなスタンスで書いていた。


しかし
今は、ぼくは違う感想を持っている。

 


すごいサービスを立ち上げて
それを人件費の安い国に移管した。


組織から見たら
そのチームは最高のパフォーマンスを出した。


会社としては
最大限の称賛を与えた。


次の動きとしては
このサービスは運用フェーズに移るので
当然立ち上げのチームは必要無くなる。


解散するのが本来の流れ。


会社という組織からみたら
なんの問題も無い話。


しかし、ここに
メンタルの部分を絡めるから


「ひどい話」になってしまうのです。


おそらく、この辺の決断を下した人間には
ひどいことをした自覚は全く無い。


ここで見直す必要がある点は


そもそもが、GAFAの一角で社長賞貰うレベルだと
日本人サラリーマンの平均年収の10-20倍は貰っている。


功労者であろうとも
次の日にクビにできるということは


その時に出たゲイン全てを
そのチームに振り分けたって
構わないわけです。


全然可能な額。


なので


貰ったものに相当するパフォーマンスを出して
社長賞を貰った。


ただそれだけの話なんですよ。

 

しかし、この話を
日本人は「ひどい話」と捉えてしまう。


このメンタルの部分が
日本企業及び日本人の一番の問題点であることに
気づいたんですよ。


そして、
それは自分が今まで理想と考えてきたなにかと
だいぶ食い違ってて


いろいろ考え出して
今に至る。


なんとも表現しずらいので
続きはまた今度。

 


ありがとうございます!

 

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