中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

大手企業の構造

 

大手は余裕があるために
社員一人に負担が掛かりすぎると


周辺業務に人を配して
負担を減らす仕様になっている。


そして、メンタルとして
凄いなと思うのが


「仕事に雑務なし」


要は、そうやって配された人に
与えられた仕事は周辺雑務じゃない。


みんな平等に重要な仕事である。


たしかに、どんな仕事でも
それぞれが真剣に取り組むことによって
一定のクオリティが出て


トータルクオリティを上げている。


エリート部署とか
そういう概念も無い。


忙しい部署は
その人にしか出来ない仕事なら時間を


ほかの人でも出来ることなら人を


与えることで
ピークを均していく。


じゃあ、人による覚えの良しあしは
どうするのか。


これについても
より単機能に絞って振って
繰り返すことで覚えていき


一般的に言う
「出来ない人」が極限まで減っていく。

 

変に
「おれってすげー!」


とかを期待しなければ
どこの部署に居ようが
負担が軽く。


落ち着いた環境を作ることができる。


あとは、業態が変に斜陽じゃなければ
給料も安定している。


個々で言うと


能力に応じた段階が決められて
その段階ごとに給料が決まっていて


まあ、そんな大きな差も無く。


一人が総取り構造などもない。


感覚的には、みんなの財布を
どう振り分けてるかと言った感じ。

 

要はここには


究極的に、すばらしい社会主義が実現されている。


そう!


ここには、歴史上、世界中どこも達成できなかった
理想的な社会主義を作り出せている。


中に居る人たちも
それを意識して、会社に誇りを感じ


会社の柱となる部分の


標語?社訓?を重んじて
それに忠実であろうとする。

 

よく、若い人が
別の同僚を陰で


大して仕事できねーのに
良くいられるなとか


文句を言ってたとしても


それはそもそも


そんな出来ない人を許容し


そういう人でも出来る仕事を割り振り
存在を認めてあげている
ということであり


その許容できる範囲が
大きいことを証明しているのである。


だいたい、仕事できると
自負してる人間だって


偶然、社会で認められやすい特徴を生まれ持って
授かっただけの運のいい人に過ぎず


時代や環境が変われば
立場が逆転してた可能性だってあるわけで


大きな視点で見れば
どっこいどっこいの性能の差で
マウント取ってるだけの話なのだ。


よくやりだまに上がる
日本の会社の悪い部分とは


そもそも見方によっては
もっとも先鋭的な進化を遂げた部分かもしれない


という話。

 

ありがとうございます!