中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

贋作

贋作ってありますよね。

有名な美術品や工芸品の偽物

そもそも、贋作って

なぜ作ろうと思ったのか。

本物が高価なので

贋作で騙せたら

そういった金額が稼げると思って

作るんでしょうかね。

でも、どうなんでしょう。

芸術的観点にまるで興味は無いけど

絵画や陶芸の技術だけが極端に優れた人が

居てもおかしくないと思いませんか?

例えば製品開発で考えた場合

製品の設計には開発とデザイナーが

一緒に関わってモノを作る。

(うちにはデザイナー居ませんけどねw)

正直、開発の側から見ると

あまりこれじゃなきゃいけないってほどの

デザインに対するこだわりが無かったりする。

その分、

どうしてもこれじゃなきゃいけない。

この曲線のこのラインは絶対に譲れないとか

デザイナーさんがこだわってくれる。

そうして出来上がるものは製品性能が十分で

見た目も美しいものになる。

恐らく、絵画や陶芸などの

モノを作る能力は本物を作った人を

凌ぐ人も大勢居るのではないかと思うのです。

でも、どうしても芸術的観点からしか

評価されない。

そんな人が脚光を浴びる場所が

この世の中にはないのです。

何故か共同描画とか共同制作

なんて無いですしねw

その能力はどこで活かされるか。

贋作ってことなのではないかと。

日陰の世界だし、表ほど稼げるわけでもない

でも、なぜか昔からあるし

今でも贋作は無くなりはしない。

贋作者をメデイアで見ることも無いし

語られることもほとんどない。

贋作者の生態はほとんど謎のままなんですよね。

でもね、ぼくが一つ注目してるのが

「なんでも鑑定団」って番組ありますよね。

実は、贋作社会では

昔のドリフ、年末の紅白に匹敵する

高視聴率番組なのではないかと。

その世界の掲示板では

「来週は○○さんの所の一番弟子のが出品されるらしいよ。」

「あそこの○○さんでしょ?最近腕上げてるよね。」

「○○の今回の出品、モノを見たけどありゃまじすげーよ。」

「今週なかじま先生かよ~w オレめっちゃ苦手、負けるなあ。。。」

「私今週の3番目。。。 あ~どきどきしてきた~」

「来月上野美術館に睡蓮来るらしいよ~。やっぱ本物見ないとね。」

など書かれてるのではないかと

そういう業種なら、故買屋とも蜜月の関係

誰の作品がどこにあるかなんて

全部把握できると思うんですよね。

笑いあり、感動ありの和気あいあいとしたあの番組を

品評会決勝さながらに固唾を呑んで見守る集団。

贋作者と鑑定士の真剣勝負の一騎打ち。

当然実況スレッドも立って

「あんな蒼どうやったら出るんだ?」

「ああ、あそこの師匠青系の色出すのうまいもんね~」

「実は材料に○○入れてるらしい。」

「まじで!?今度やってみよう。」

意外と研究熱心だったりしてねw

司会が

「オープン・ザ・プライス!」

いちじゅうひゃくせんまんじゅうまん。。。

「○ひゃくまんえ~ん!」

ここで出品者がガッツポーズ!

モニタを見守る贋作者もガッツポーズ!

実況スレッドでは賞賛と羨望、嫉妬の書き込みの嵐。

本物認定されて高額な金額が付いたら

晴れて免許皆伝。

独り立ちが許される。

師匠からは今までよく頑張ったな。

と秘伝の筆を渡され

涙ながらにそれを受け取る弟子。

我が子のように面倒を見てた女将さんが

柱の陰で同じように涙を流しながら見守る。

こういったドラマが裏にあると妄想するだけで

あの番組をより楽しむことが出来ますw

世の中、メディアに露出しない、出来ない世界が

いっぱい転がってるんじゃないかと思うのです

そこには表の世界と同じような事が行われ

そこで生活を営む人も大勢居る。

そう考えただけで世界の広さを感じますよね~w

今まで何十年と生きてきて見てきた世界は

まだたったの半分なんですよ!

わくわくが止まりませんよねw

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