この連休
猪苗代湖畔の野口英世記念館に行って来た。
ぼくは小学校の頃
野口英世の伝記を読んでいろいろ
思うことがあった。
研究に没頭して寝食を忘れたとか
まあ、この辺はありきたりですね。
しかし、小学校高学年の頃読んだだけなので
これくらいしか記憶が無かった。
おかしいなあ、結構分厚い伝記を
まじめに読んだので
内容はいろいろあったはずなのに
覚えてない。
しかし、今回記念館を回るうちに
その辺の記憶が蘇ってきた。
例えば、こんなエピソード
実験動物のケイジが汚れてたりなど
細かい変化に誰より先に気づいて
清掃すべきとかの指示を出していたとか。
これね、研究には
ちょっとした変化を見落とさないようにすることって
重要だと思いますよね。
この辺は凄い事だとは思います。
素直にリスペクト。
そして、実験が正確で速かった。
その頃は、実験は全て手でやるもの
そうすると
スクリーニングしないにしても
結構な数の条件違いを実験する必要もあるでしょう。
同条件での比較なんて
必要なことはしょっちゅうなので
試験管に何百、何千と試薬の滴下をするだろうし
その滴下時間などが適当だとその違いなど
結果のバラつきに出てきてしまう。
同条件で何百何千と実験を行う技術
これは必要だったと思うのです。
そんでね、伝記では
ことの外この技術についてクローズアップした後に
英世のアプローチの限界についても
触れていた。
そう、研究者にとってスクリーニングは決して
筋の良いものじゃない。
本当に筋が良い方法とは
仮説できちんと筋道を立て
その仮説を裏付けるために
必要な実験に絞って実験を行うこと。
決して闇雲に実験を繰り返すことが
良いことではない。
成り上がりの農家の倅って看板だけでも
不利なのに、理論的裏付けが足らないなどの
指摘は非常にコンプレックスを感じていたことでしょう。
実験のスピードなどの技術に走って、
その辺を穴埋めしようと思ったのは
しょうがなかったのかもしれません。
しかし、英世の優れていた所は
まさに、この部分だったので
記念館でもそこはそのまま説明されていた。
研究者って解明されてない事象を
解明するって意味では昔も今も共通しているようで
実は、その解明手法については
世相が出るんですね。
今だったら、そういう同条件での滴下なんて
ロボットに任せれば凄い数を凄い精度で瞬時に行えるんです。
そんな正確に滴下する技術など
大して役には立たない。
伝記では
英世は実験の鬼であり
傾向が出なければ、もっと数を見ようって方向に走ったと書かれていた
ような気がするw うろ覚えで申し訳ないw
まあでも、昔のことだし
恐らく、スクリーニングは当たり前の時代だったと思うので、
そこを責めるのは可哀想な話かもしれません。
ただ、ここから
我々が得られる教訓としては
その時代、その時代で
求められる技術も能力も異なるんです。
英世はその時代が求める能力を持っていて
結果にも恵まれた。
だからこそお札にもなったんです。
そして、これからの時代を生き抜くには
何が必要かを、これからの人は考える必要があり。
今はしょうもない能力であっても
時代が違えば重宝される能力というものもある。
そこらは、あまり時代に流されず
冷静に見極めて、能力を評価する必要があるね
ってことでまとめたいと思います。
ありがとうございます!
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