大手国内メーカーのものづくりは
やはり品質の追求が至上命題として
掲げられている。
まあ、メイドインジャパンは
そこが一番の売りだから
しょうがないよね。
しかし、これを
突き詰め始めると
ものづくりの現場はとたんに
つまらなくなる。
性能アップより
抜けの無い動作確認
動作検証の時間が多くなる。
本当はそういう専門の人を
置いてやってもらうのが正解なんでしょうけど
ただ、そのつまらん仕事を
誰かしらがやらなきゃいけないことは
変わらず。
そのつまらん仕事をする人の給料が
固定費となって単価に上積みされる。
そして、うちみたいな
中小上がりの会社だと
大手の一部になっても
新たにそれ専用に
人があてがわれるわけもなく
開発者の負担業務が膨れ上がるだけというw
当然、開発期間は伸びるのですが
そのへんも、大手の一部になって
お行儀が良くなったのか
それを短くしろとは言わなくなったw
まあ、ここまでは
単なる愚痴なのですが。
この時間や金を掛けてでも
品質をひたすら追求する姿勢は
これからの日本の経済を揺るがしかねない
大きなリスクじゃないかと
思うのです。
現在、ぼくの元同僚の中国人が
中国で似たような開発をやっており
日本と連携してるので
ちょこちょこ連絡するのですが
時間の流れが速い。
その元同僚は決して
せかせかしてるわけじゃなく
むしろ落ち着いて
何かに取り組むタイプの人だったのですが
向こうに行って
向こうの感覚になったからか
責任も増えたからか
時間の方を優先する。
どちらかと言うと
ぼくもそっちの方だったので
そっちの方が懐かしく
好きなスタイルだけど
会社の方針に
従う必要があって
その元同僚とは意見が食い違う
でも、客観的に見て
これは元同僚が正解なんです。
時間も立派な品質だし
コストも立派な品質なんです。
品質のトータルを
きちんと見渡せれば
実は、この技術的品質追求は
適度なところで止めなければならない。
資本主義の何が素晴らしいって
あらゆる要素。
本当の意味での
あらゆる要素をお金に換算して
1個のものさしで量る仕組みなんですよ。
創業者の意思や気持ちも
大切ですけど
資本主義社会で
勝ち残ることこそが
最優先事項である会社という器は
そこで如何に
資本主義のものさし以外を取り除けるかが
長生きの秘訣じゃないかと思うのです。
まあ、この辺は
今ある組織にどうこう
言ったってしょうがない。
むしろ、大手が
そこで躓いてくれるなら
チャンスと捉えて
これを踏まえて
自分の生存戦略を
どう練っていくかの材料にすれば良いことです。
ありとうございます!
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