われわれ技術者は何をして
お金を貰っているのでしょうか?
なにかを作ったり
モディファイしたり
サポートしたり
いろいろなパターンがあるとは
思います。
「技術」という知識を持っていることを
前提にして、出来ること全般の業務。
そこでもうちょっと
俯瞰して見るとどうでしょう。
時代の中で
技術者がやってきたこと。
これで見ると
世の中に無かったものを
作り出した。
世の中に無いものなので
使い方が分からんから
サポートして世に認知させた。
世に広まったら
もっと改良してほしい需要が生まれたので
もっと改良を加えた。
しかし、よくよく考えると
このどれもが
一度実現したら
再度同じことを
する必要が無いものなのです。
積み上げていってるようでもあり
実現と同時に
陳腐化が進むモノでもある。
ぼくは
業務の内容を
エクセルファイルの管理手法で
非常に丁寧に記録してきた。
しかし、そのほとんどは
使われることは無く。
風化していく。
やり始めて数年で
こうなることが分かったんだけど
日常業務での必要と
個人的な積み上げ感が
気持ちいいのもあって
それは今も継続している。
しかし、この流れというか
サイクルを加速させると
何が起きるか。
誰かが実現したことは
もうほかの誰かが
やる必要が無くなる。
他社の製品と
同じ製品を作るという
話はたくさんありますが
同じ性能の製品では
やはり、競争力は無く
なにかプラスアルファが必要になる。
まあ、性能全く同じでも
安く作れるとかも
ありでしょう。
この辺はネット時代と相まって
より顕著になっていますよね。
何よりも重要な要素は
誰かが先に実現してしまうと
非常に不利になる。
我々が求められることは
「誰よりも先に何かを実現すること」
これ。
要はスピードなのです。
そして、技術者なら
分かると思いますが
その過程は山あり谷ありで
結構時間も手間も掛かる。
しかし、ひとつところで
踏みとどまって解決するまでやる。
こういう地道な努力でしか
それは実現できない。
この辺は時間を意識しすぎると
焦ってなかなか
思うようには進まないんです。
しかし、改めて
時間の要素を
他の職種の人よりも
意識すべきだと思ったのでした。
ってか、技術というと
誰も思いつかなかった新しいなにかを作った
この「新しいナニか」ばかり
クローズアップされるけども
いや、それはそれで
非常に面白いのだけれども
実は
こんなのあったらいいのに
と誰しもが思うこと
ありますよね?
それを
ただ、誰よりも
早くに実現すること。
これだけでも
十分に価値のある。
これを意識すべきだと
思ったのです。
ありとうございます!
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