工場引揚げ奇襲作戦半ばまで進行し
大方ダンボールに詰めた頃
向こうの社長が出てきたんです。
もう分かりました。
観念しましたと。
そこで、作業中断で
社長同士のトップ会談に移行。
我々にはダンボールなどはそのままにして
帰還の命令が下った。
ぼくもまだ若かったので
我々がやっていることの重大さは理解してましたが
まだ悪いことする奴を成敗してやる的な
正義感に酔ってたんですね。
なぜここで中断?
最後までやろうよと思ったのですが。
まあ大人な対応に移行って感じでしたね。
今思えば、最初から
社長は落とし所をそこに設定して
決行したんだろうなと思います。
そして、そもそも
使い込みって言うと凄い悪いことのように
聞こえるけど、
急ぎの案件が入っても部品が無くて
目の前にすぐには動かなそうな部品があったら
あとで買い足すつもりで使っちゃうことってありますよね。
道徳的な話は抜きで。
結局、世の中の正義とは
片側だけの論理で形成される
とっても危険なもの。
今回の場合も、
開けてみたらそこに正義は無かった
という話でした。
一応、言っておくと
向こうが反省したので、その後も
今までどおり付き合いは続きましたとさ。
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