中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

選択肢は減る時代

先日ね、会社の人権講習で

悪いことしないようにしようぜ。
違法就労禁止しようぜ。
 
って方向を会社が打ち出した。
 
大企業は衆人環視の中
悪いことはもうできない。
 
そういった中で
競争は継続される。
 
衆人環視も気にせず
悪いことする会社はこれからも
存在するでしょうが
 
気にする会社の方が生き残る気がする。
 
ってか、そういう悪いことする会社は
そもそも、目先の利益を追ってるだけで
長生きするって概念自体が無いかもしれない。
 
長生きする企業同士の戦い。
 
そこでは、何が起きるか。
 
原価率低減は頭打ち。
価格以外の競争力として
新たな付加価値の検討。
 
これは、これからも続くでしょう。
 
しかし、いまや
新たな付加価値の付与の難しさは
絞り切った雑巾を絞りなおすレベル。
 
機能面では似たり寄ったりなので
 
デザインで差別化に移行したけど
 
その移行もだいぶ時間が経ったので
見た目の美しさで差を付けることも
難しくなってきた。
 
ここからは、印象。
評判の良し悪し。
 
製品自体の見た目は皆良くなったので
それを出すメーカーの印象が
選定に影響を及ぼすようになる。
 
そして、これが廻りまわって
 
企業の悪い行いを禁止する流れになった。
 
おお!一周したぞ!w
 
そして、この印象、言い換えると評価
これを集めるか否かを 新たに表現したのが 評価経済。
 
岡田斗司夫さんが提唱していますね。
 
ここにもつながった。
 
消費する製品は
皆機能は同じになり、デザインも極まれば
大きな違いは無くなる。
 
機能も見た目も似たり寄ったりなら
もっとも安いのでいいよね
からの
 
生産もまとめた方が下がるよね
からの価格低減を狙っての
生産の一本化。
 
今、なんかこういうのが欲しいな
でも、別にコダワリは無いから
安いのでいいや。
 
で探すと
だいたい、選択肢はそんなに無いことに気づくはず。
 
今はもうね、十分極まってるわけですよ。
 
そして、これはもうね
不可逆に進行してるので
選択肢がたくさんある時代はもう来ない。
 
悲しいけど
これが現実。
 
ありがとうございます。