中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

”会社”は"宗教"みたいなもの

 

先日、会社は
収入を安定させるためのツールと
書いたのですが


これって、5年前の自分だと
まるで理解出来ないだろうなと
思ったんですよね。


5年前の自分は
会社を良くすることで
収入を得ている。


自分は誰よりも頑張ってて
誰よりも貢献している。


こんなのが頭の中を支配していた。


現在、会社で
頑張ってる人の多くが


多かれ少なかれ
同じ気持ちでモチベーションを
維持してると思うのです。


そういう考えのとき


海外の人の仕事に対する姿勢に
強烈な違和感があった。


なぜ、あんなに
適当な仕事が出来るのか。


なぜ、あんなにも簡単に
会社を移れるのか。


まあ、国内に於いても


なぜ、あの人は
仕事を一生懸命にしないんだろう。


もっと、こうすれば効率がいいのに。


もう少し、上手にやれる方法があるだろう。


ってか、効率の悪さに憤りを感じる。

 

まあ、周りを見てて
思うことがたくさんあるわけです。

 

そんな状況で
「会社はただの収入を安定させるツール」


って話をしても
たぶん、言ってることがよくわからない。


少なくとも
その頃の自分には
まるで理解できない話だと思った。


まるで


神様を信じる人に


「神様は人類の最高の発明である」


って話をしても
まるで理解してもらえないのと同じ。


無神論者の多い日本人にとっては
企業は宗教に近い何かなんです。


海外の信仰を持つ人が
神様には熱心だけど企業に対して適当。


無神論者の日本人が
信仰には無頓着だけど企業には熱心。


海外の人から見たら
ワーカーホリックのクレイジージャパニーズ


日本人が見た海外の人の
信仰に対する思い入れがまるで理解できない


対比させると面白い。

 


何しろ、会社を
収入を安定させるツールとして見ると


この辺の多くが理解できる。


そして、現実には
会社はただの「ツール」


この感覚が。
実は世界のデフェクトスタンダードなんですよ。

 

なるべく仕事はさっさと
終わらせるべきだし


自分の仕事の成果物は
自分のサラリーを最大化してくれれば
それでいい。


間違っても
自分の作った製品に


我が子のような思い入れを
持っちゃダメだし。


製品に対する
熱い思いが勢い余って
仕様に無い便利機能追加まで
走っちゃだめなんです。


いや、そこで
本人が満足すればいいんですが


余計に頑張っても
会社も製品も何ら自分に
フィードバックはしてくれないんです。


信心が深くても
現実的な救済があるわけではない信仰と同じです。

 

信者がいくら神様を信じても
人類が人類の精神的支柱として
神様を作り上げた事実があるだけなんです。

 

会社も所属した人の
収入を安定させる以上のことはしてくれません。


どんなに頑張っても
どんなに思いをぶつけ気持ちを寄せても


その企業は一個人の所有物には
ならないのです(社長含む)


企業とは
場であり器であり


そこに所属する人たちによって
如何様にも変わっていくもの。


変に期待せず
上手に使っていきましょう。

 

ありとうございます!

 

 

基板起こしミス0%!回路図NET自動チェックツール
サイト
http://checker.scoutlabo.com/
ScoutChecker Ver 0.3.3.0
・端子表表示で、各端子の接続アイコンと接続先情報表示を追加。


質問や疑問、気になることがありましたら
sugaular@gmail.comにメールください。
全力でお答えします!

ランキングに参加2種(押して頂けると助かります)
1.人気ブログランキングへ
2.にほんブログ村 IT技術ブログへにほんブログ村