中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

ロールプレイング

 

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先日アマプラでこれを見た。


筋ジスの主人公がボランティアを組織して
病院に頼らず自宅で暮らすという話。


筋ジスとは
あるとき発症して
筋肉の萎縮が始まり
体が動かなくなる。


最初は随意筋なんだけど
やがて不随意筋


生きていくために必要な
筋肉の活動が止まり
死に至る病気。


学生の頃
サークルで
筋ジスのボランティアと
繋がりがあって


触りの情報は持っていた。


そのボラに一度だけ
見学に行ったこともあったが


患者さん?
果たしてどう呼ぶべきか


その人との距離感がわからず
戸惑うばかりでさっぱりだった。


その辺の不可解を少しでも
理解するのに役立った。

 

全体的に
あまりに自分と掛け離れすぎて
咀嚼し切れない内容ではあったけど


そんな中で一つ気づいた。


劇中で
ヒロインがひょんなきっかけで
主人公のボランティアに加わるのですが


主人公のボランティアに対する
横柄な態度に


何様なんだとキレるシーンがある。


確かに、主人公は
終始、上司と部下のような立ち位置で
ボランティアに指図をして


ボランティアは皆
それに黙って従う。


われわれの感覚からしてみたら


ボランティアって
困ってる人を助けて「あげてる」な
ポジションなので


えらそうに指図して
それに従順に従うことに
少なからず抵抗を感じる。


少なくとも、ぼくがもし
筋ジスのボランティアをすることになったら、
この理不尽な感じに釈然としない。


ヒロインと同じ感想を抱くと正直思った。


この最初の違和感というか不可解を
作中でなんとなくニュアンスで
伝えようとしている。

 


一つ言えることは


本人は
「人に頼らないと生きていけない。」


この状況下


本人とボラの目的は一つ


本人を生かすこと。

 

本人は
生きるためには
何でもやってもらわないといけない。


例えば、ちょっと
咳き込んだ。


そこで痰が絡んだ。


これでも十分死ぬリスクが発生する。


本人もボラも


お互いの遠慮や怠惰は
死に繋がりかねない。

 

どんなにしんどそうにしてる
ボランティアに対してでも


必要なことをやってもらわないといけない。


そこに


「申し訳ない」


この感情が介在すると
その頻度が高すぎて


精神がやられてしまう。


それをボラも分かっているので


上司と部下の関係を使うことで


本人の精神的な苦痛を和らげている。


「上司と部下というロールプレイング」


これがツールになっているんですね。

 

おもしろいと思った。

 


ありがとうございます!

 

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