中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

回路検討

今回は「回路検討」

実は回路検討は、仕様検討段階でざっくりとイメージが出来上がってないと出来ません。

仕様検討の段階で、

このセンサー使うなら、社内で既に実績があるなあとか

このインターフェースはやったことあるから、あの製品の回路が流用出来るなあとか

このセンサーは値段がこのくらいだから、製品はこのくらいになるなあとか

実は、仕様検討段階で大体の回路イメージ及びキーパーツの構成が沸いてないと

回路図に落としこむことは出来ません。

この段階で主にすることは

具体的デバイス選定と図面書きです。

そして、ここで丁寧に使用するデバイスのデータシートを読み込むなどしておかないと

後でとんでもないことが起きます。

それは何かと言うと基板起こしミスですね。

大体基板起こしの1サイクルが2-3ヶ月掛かるのですが。(急げば1.5ヶ月くらいのこともありますが)

基板起こしミスとはこの数ヶ月が全て無駄になってしまうのです。

その上、外注に払ったお金もパー。

危険ですね、怖いですね

ぼくも最初に基板起こしをした時のことを覚えてます。

何回もチェックして、間違っていないと思ってても

基板が上がってきて、映像が出るまでは気が落ち着かない。

なので、この時点で出来る事は

なるべく沢山しておくようにしています。

初めて使うデバイスはユニバーサル基板などで動かしてみておくなど。

そもそも、仕様検討と回路検討はセットなので、明確に線引きせず

仕様検討段階から回路の検討も進めて回路検討終了時に回路図と部品表が出来上がる算段で進めます。

質問や疑問、気になることがありましたら

sugaular@gmail.comにメールください。

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