興味の赴くままにネットサーフィンしていると
この記事に目が留まった。
ぼくはこういうのを聞く経験は無かったですが
「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」
こんな機内アナウンスがあるらしいってのは
知っている。
実際、これを医者の視点で見るとどうなのか、
これについて非常に素直に書かれていて
面白かった。
医者って特別ですよね。
いろんな意味で。
まず、居合わせたら
無条件で診断や治療を求められる。
知らんぷりなんてしたら
人として否定されかねない。
おそらく、どんなにプライベートでも
それは許されない。
社会的責任ってモノが
生きてる限りは常に付きまとう。
まあ、社会と言うより
周りの医者じゃない人から期待される
ってことでしょうね。
そして、相手は人体という
不確かなモノが相手なのに
医療過誤で訴えられたり
失敗に対しても
責任を問われる。
これってかわいそうな話で
かなりの部分で運も関わってくる。
この記事の筆者も2回
ドクターコールに応じて
一回は分からないなりに、
たぶんで、引き返す判断にGoしなかった。
急変して亡くなったら
遺族に文句言われるかもしれないのに。
これきついっすよね。
そもそも、医療行為自体
自然が相手なので万能じゃない中で
全責任を負わされる。
極端に言うと
天気予報士に台風で亡くなった人の責任を
負わせるような話。
我々はもっと医療に対して
理解があってもいいのかもしれない。
何百年も前の話なら
もう死ぬしか無いだろう。
助かればめっけ物でお医者さんに助けを求める。
助かれば、お医者様ありがとう。
亡くなったら、天寿をまっとうしたな。
これこそが本来、医者に対しての
スタンスであるべきだと思うのです。
医者だって真剣に人を治したいと思って頑張っているんだし。
しかし、医療が発達して
大抵の病気がうまくすれば
治ってしまう。
治して当たり前になってしまった。
でも、本質は
やはり、自然の創造物(人体)相手のしごと。
予測できないことなんてしょっちゅう起きてるはず。
医療過誤なんてかわいそうな話は
もっと鳴りを潜めるべきだと思うのでした。
でも、肉親に降って湧いた話だと
冷静にこんなこと言えないですよね。
大事な子供が亡くなったりしたら
ぼくだって怒りのブツケどころを探してしまう。
こういう理性だけじゃ割り切れない世界だから
こういうことになっちゃうんだろうなあ。
ありとうございます!
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