中小企業エレキ技術者のブログ

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プペル

 

note.com


西野氏のプペル


話題になっていますよね。


ぼくが注目してるのは
参加者の人たちの心境


どういった経緯で
無報酬の労働


下手するとお金払って
労働するという状況に至るのか。


これがみんな
理解できないから
ザワザワしているんだと思う。


今まで、こういう類の話を聞くと


って、主に宗教系でしか聞かないから


洗脳されてるんだろうと。


そうやって括って、それ以上
掘り下げて考えることもなかった。


しかし、今回は
宗教法人じゃない。


一応見た目上は
冷静そうに見える人が
そういうことをしてて


普通と洗脳の境目を
目の当たりにして


みんな動揺してるんだと思う。


ってか、ぼくが
このネタに惹かれるポイントが
そこなので


それについて考えてみた。

 


まあでも、
彼らが無報酬で労働する感覚は


多分、シンプルに


学祭、文化祭の準備のために
みんなで徹夜したとか


そんなノリなんだと思う。


やることに意義を感じてるだけで


参加者が
その先の成果物の質にも
あまりこだわってないし


みんなでやった達成感が報酬。


それはそれで楽しいもんね。


そして大人になると
多少金銭的に余裕も出るから


学祭に必要な部材くらい
自腹で出すでしょ。


その感覚で西野氏にお金払ってるだけ。


ただ、これを
就労と捉えるから
みんな心がざわつくんですよ。


労働の結果の産物
プロの仕事としてみると


なんだか、集めた金額または
関わった人数と時間に見合わないよねと。


だからまず最初から違うんですよ。


たぶん最初から学祭、文化祭。


本来であれば
自分が動けば会社として
費用が発生し


その結果が求められる。


しかし、彼らの世界では
結果は大した意味を持って無い。


だからこそ
成果物のクオリティを意識せず
「やる」を目的に出来る。


クラファンなんてやってるけど、
払ってもらったことに対する責任じゃなくて


協力してもらったので
我々は全力で愉しめば、それに報いたことになる。


くらいだと思う。


クラファンじゃなくて


サークルOBが現役の活動を支援するために
お金をカンパしてるだけ。


払ってる側は
中の人達が楽しめてれば良し


そう考えていそう。


間違っても
コミュニティ外の人が払ったら
腹が立つので辞めたほうがいい。

 

そうして見ると
なんら問題無い。


自己満足のための行動なので。

 


あとはお金。


まあ、実際
学祭の出店で上がった利益を


うまいこと言って
吸い上げる人なり集団なり居たら


ざわつきますよね。


ただ、それを
まつりの運営費だって言えば
納得する。


これと似たようなことが起きてるだけ。

 


そういう世間一般に
みんなが認知した仕組みに
近いのが無いもんだから


理解できなくて


洗脳が思い浮かび
宗教に見える。


あと、信用経済なんて
言ってるけど


そんなん
田舎だったら
当たり前にある話。


信用経済なんて非常にシンプル。


ばあちゃんの葬式で
どうしたらいいのか分からず
右往左往する孫を横目に


近所のおじさんおばさんがテキパキと
無償で来客の食事準備から参列席の用意までしてくれて


笑顔で
お疲れさん
若いのにようがんばったねw


って言われたら


次回、近所の別の人の葬式があるとなったら
シカトなんて出来ないですよね?

 

あんま新しい話でも無い。


ああ、その前にぼくは、


西野氏に関して見えてる範囲で
ざっくりと書いてますよ。


そんな、西野氏を
応援するつもりも無いので


丁寧に観察はしてないです。


ただ、西野氏がすごいのが


そういう既存の概念を
組み合わせて


こうしてたくさんの人の心を
揺さぶってること。


まあでも、資本主義経済に
身も心も染まっていると


無報酬の労働


これが、もうね
受け付けない。


ここが心揺さぶられるポイントで


それを分かってて
わざとやってる西野氏が
問題なんだと思う。

 

ありがとうございます!