中小企業エレキ技術者のブログ

産業用途向けカメラメーカーのエレキ技術者が綴る日常。ソフト(ScoutChcker)も作ってます!

継承 その2

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これの続き


このようにこじれる
一番の要素は
やはり、やってきた本人が
体系化して
後世に伝えることを
快く思っていない。


自分の人生を賭けた結果が
そんな陳腐な何かであってほしくない


これがすべて。


難しいですよね。


これにより
貴重な知的資源は


当人と共に
お墓に眠ることになる。


よくある、昔の何かを
現代の技術で再現するような
ドキュメンタリー


不可能と思われる
その再現をお金を使って
見事に再現し


当時を知る年寄が
それを見て涙をこぼす。


実際に、たぶん
すごく手間とお金が
掛かると思うんですが


これって、こういう知的資源を
蓄積していく


そういうモチベーションが
無いために起きている気がする。


ドキュメンタリを作る側としては
ありがたい話かもしれませんが


どういう技術であれ
廃れる前に、まとめて蓄積する。


これを国のレベルで
やろうとするのもありじゃないか。


そう思った。


文化って、なんか
形が整ったかっこいいものだけじゃないと
思うんですよ。


庶民文化を克明に残す。


場合によっては
庶民が培った
細かい技術なども


その対象として考える。


それを国会図書館のような
国家事業として克明に残す。


データだけでオンラインならそれが可能!


そもそもが、自分の頑張りを
どういう形であれ、国家事業に残し


後世の自分の子孫が
いつでも参照出来る。


これが残す側のモチベーションになる。


あなたたちのおじいちゃんは
こんなことをやってたんだよ。


ほら!こんなにも美味しそうなケーキを作ってたんだよ。


本当に美味しかったんだから。


そういって、子供や孫が説明する様を
想像するだけで


残してよかったと思える。


あってもいいのかなと思った。

 

ありがとうございます!